わ行
■シシタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
乾し方
乾し方
イボタケ科コウタケ属Sarcodon imbricatus (Fr.) Karst.
 香りマツカケ味シメジと言いますが、香りの王様はまちがいなくシシタケだろう。コウタケというのが正式名で異名がシシタケという説と、両者を分ける説がある。その場合は、シシタケが大型で柄が中実{コウタケは中空}と区別すればよい。いずれにしてもこのキノコの香りは他に類が無く、万人に受け入れられるだろう。しかしながら、なかなかお目にかかれないキノコなのでごく一部の人にしか認知されていない。それでは深山にのみ発生する幻のキノコかというと、これがそうとは限らないのである。一例をあげてみよう。福島県いわき市の奧、四つ倉温泉へマツタケ狩りに言った時のことである。旅館に一泊した次の日の朝、マツタケ山へ案内してくれる観光バスを待つあいだ、ふと裏の林に足を踏み入れてみた。この旅館は小高い里山を背負っていたのだが、なんと数十歩入ったばかりのところにシシタケが群生しているではないか!もうマッタケ狩りはどうでも良くなってしまった。ただ呆然と見とれ、感動したものである。さて、次の出逢いは山形県南陽市。赤湯温泉郊外を国道13号線からほんの少し,私道に入った里山であった。地元の友人が案内してくれたのだが、見事なシシタケの列生に出会えたのだ。前もって日時は約束してあったのだが、よくぞタイミングよく出てきたものだと今でも思う。写真もたくさん撮ることが出来た。傘の径10〜30センチ、丸山形から開いて偏平または漏斗状となり、表面は茶褐色のち黒褐色。なによりの特徴は角状のササクレである。傘下面はくぎ針状で灰白色、のち暗褐色。柄は5〜20センチ、表面とほぼ同色。傘が開ききったものは適当に裂いてゆでこぼし、黒汁をのぞいてから乾燥するとよい。なんといってもおすすめはシシタケ飯、甘辛煮のまぜご飯や土瓶蒸し、付け焼き、てんぷら、ちらしずし等にして私は楽しんでいる。いつでも採りたいキノコのナンバーワンといえば、やはりそれはシシタケである。
《追加文》シシタケ御飯は乾燥してからのほうがより香り高くなります。水で戻したシシタケをやや小さめに切って、ごぼう.鶏もも肉【同じおおきさに】.をサラダ油で炒め、醤油.みりん.酒.でやや濃いめの味つけをする。次に御飯の炊き方だが、シシタケの戻し汁を御飯を炊く水の三分の一加えます。さきに仕込んだ具といっしょに炊き上げてください。その際の香りは隣近所にまでおよぶと言って過言でありません(^O^)しかしながらあまりに個性的すぎて料理方法のレパートリーはせまく、洋風料理や中華料理にはほとんどむかないかも‥(∋_∈)なんとかこの香りを生かした料理方法はないものか?研究中です。V(^-^)V
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)