わ行
■ムラサキシメジ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
キシメジ科ムラサキシメジ属Lepista nuda
 晩秋になればめっきりキノコの姿が減る。そこで、このムラサキシメジの出番となる。まさにトリを飾るキノコのひとつなのだ。晩秋に発生するキノコは、安全でしかも味の良いものが多い。シメジは占地ともいわれ、地面を占めるがごとく発生するのだが、本菌に関してはその機会に恵まれなかった。いつも束生、株生、列生の小集団ばかりであった。しかしながら、想いというものは通じる事もあるようで、しかも唐突におとずれる。おや?そして、アッと感動にかわるのの瞬間、これぞ自宅周辺キノコ狩りの真髄といえよう。11月も半ば過ぎたある朝、ウォーキングの途中でその出逢いのときは来た。しかも道路沿いの桧林の中へ向かって、見事なまでの大列生!!1K以上の収穫であった。この日から,約10日間ほど同じ場所に出つづけて、トータル3Kものムラサキシメジを採ったのである。杉林同様、キノコが少ない桧林にも『多少ミズナラも混じってはいたが』こんな事があるから不思議だ。落ち葉を溜めてある場所や、雑木林で笹がほどよく生えているといった環境を好むようである。傘の径、5〜10センチ、柄は4〜8センチ、丸山形から偏平になり、名前のとうりきれいな紫色。一目でそれとわかる。ただのちに色褪せて灰色〜褐色になるので落ち葉に紛れ見つけにくいかもしれない。傘裏が紫色を長くとどめる。ヒダは密で直生状垂生、茎は始めからほぼ白色に少し紫を帯びる程度、根本は太まったものや真っ直ぐなもの、シメジとくゆうの固体差がある。出汁が良く出るので、先ずは味噌汁の具としてシンプルにムラサキシメジの味を楽しんでいただきたい。けんちん汁、すき焼き、とうふ汁、てんぷら、炒め煮等、幅ひろい料理になじむキノコだが、虫も入りやすいので注意が必要である。別に害にはならないが、人に出す場合は見た目にも良くないので、塩水につけて虫出しをすると良い。(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)
料理方法の追加 ムラサキシメジはシメジ本流のキノコにふさわしく、和風料理はもちろん洋風,中華風,なんでもあいます。ただしキノコ特有の個体差があり、土臭が気になるものもあるので、その場合はまず焼き物で仕上げて下さい!ホイル焼きよりも、味噌焼き,たれ焼きがオススメ(^_^)v変わった料理にチャレンジする場合はロシア料理でボルシチをどうぞ! 肉や野菜と西洋赤カブ【ビート】とで煮こむのですが、じっくり煮こむほどに個性豊かな甘味,ムラサキシメジのこくが楽しめますよ?☆☆☆