わ行
■ベニヒダタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
ウラベニガサ科ウラベニガサ属Pluteus leoninus
 姿の美しさではトップクラス!とても綺麗な黄色が、林の中などではよく目立つ。このキノコにはさがすという言葉はいらない。いやおうなしに、出くわせば目に留まるだろう。キノコに限ったことではないが、名前がピッタリはまっている場合と、いまひとつ似合わないことがある。このキノコ、傘うらのヒダが肉色ピンク、と言うことでベニヒダタケと命名されたのだろうが、傘のうらより表の特徴が際立っている。私ならレモンタケとでもしたい風貌のキノコである。まんじゅう形から平らに開き、鮮やかな黄色で周辺に条線がある。傘の径は2〜8cm、柄の長さは3〜7cm, 柄の色は黄色白色で繊維状、下部には暗色の繊維紋がある。初夏から晩秋にかけてかなり長い期間、広葉樹の枯れ木やおがくず上などに発生。特に、公園などの遊歩道に、雑木チップを敷き詰めたあとに発生する。通常このキノコは量が少ないために見過ごされがちだが、こうした環境にはしばしば大群生して、雨など降るたびに発生を繰り返す。まるで栽培しているようなものだ。私の自宅周辺にはそうした遊歩道がたくさんあり、このキノコとは長いつきあいである。まったくクセはなくどんな料理にもあう。茎などはしゃきしゃきと歯ざわりが良いので、かさがいたんでいても茎だけでも持ち帰るべきである。