わ行
■オウギタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
オウギタケ科 オウギタケ属(食)Gomphidius roseus(Fr.)Karst
 傘の径3〜7cm、初め丸山型から扁平、又は浅いじょうご状に開く。表面は淡紅色で強い粘性がある。ヒダは疎、初め白色でのちオリーブ色から黒緑色となり、柄に垂生する。柄は3〜6cm、太さは径6〜10mmで中実、上部は白色で不完全なツバがある。下部は薄紅色で根本が細まり、基部はしばしば黄色を帯びる。<夏から秋、松林内地上に点々と発生、ときに群生。>特徴のはっきりしたキノコで、煮ると黒くなる。このキノコはどう言うわけかアミタケと一緒に発生する事が多く、しばしばハツタケも混じえてまるで3点セットのごとく群生する場合もある。茨城県から福島県にかけての海岸付近へ良く出かけるが、アミタケとハツタケの人気が高く、シーズン中の週末ともなるとめっきりこの両者が少なくなった。ところがオウギタケの方はと言うとまるで人気がなく?と言うよりも食べられないものと思われているようで、結果として先の3点セットで発生しながら、本菌のみが取り残されてしまうようだ。又、食べられる事を教えても、採っては見たが煮たら真っ黒になって気持悪くて・・・・等と言った話を耳にした事もある。いずれにしてもあまり理解されてないキノコのように思われる。味の方はと言うと3点セットの勝者はむしろこのオウギタケかも知れない。ぬめりある舌ざわりの良さに加え、ほのかな甘さとこくがあり、汁物や鍋物にはとてもいいうま味のダジが出る。料理の幅においてはまちがいなく上位と言えよう。本菌の兄弟とも言うべきキオウギタケはやや高知に発生するが、オウギタケは平地の人家近くの里山。マツ林にも発生する。そうした面からもまだまだ人気のあるキノコになっておかしくないキノコだ。