わ行
■ヒトヨタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
ヒトヨタケ科 ヒトヨタケ属(食)oprinus atramentarius (Bull.:Fr.) Fr.
 株状に群生、又は点々と発生したり、束生したりする。道路の横や草むら、庭地、畑など所かまわず、又春から秋にかけて何回も発生する。傘の径5〜8cm、高さ5〜20cm、はじめ卵形から鐘型となり、傘が開き出すと傘のフチから黒くなり溶けてゆく。(傘が閉じている物でも取ってから時間がたつと黒くなり出す)灰色や、やや褐色をおびるものもあり、周辺部に条溝がある。又、傘の中央に鱗片も見られ肉は帯白色。茎は中空で白色。見た感じはとても食べられるとは思えないがこれが美味。しかも雑草なみに手軽に取れるのも嬉しい限りだ。近所の公園で四月〜十一月までの何度も群生し、多い時は十分程で一kg以上取る事もザラで、当然食べ切れないので、ゆでて塩づけ等にしておき年中利用しているが、このヒトヨタケを食べに来宅する友人も少なくない程である。幼菌は特にクリームシチューが絶品で、マッシュルーム使用のそれとは数段上の旨さだ。私の場合は特に茎が好きで、よくバターいためにするのだが、この歯ごたえのさわやかさはたまらない。クセは全くなく、スキヤキ、ヌタ、けんちん、三杯酢あるいはお吸い物と料理方は多種に向くキノコである。傘が開いて黒く溶けた物でもその部分をカットしたり、又は茎だけ残っている様なものでも利用できる。ただし、酒とも相性は悪いとされているので注意が必要である。特に始めて食べる場合は前後一日程酒を飲まない方が安全。私や仲間達はちなみにそんなことはかまわずおおいに飲んで食べているが不思議になんでもないのは体質や、食べ馴れているせいであろうか?
取ってきた場合は傷みが早いので、スピーディーにゆでて冷蔵庫等に入れておくと良いであろう。

(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)