わ行
ササクレヒトヨタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
ヒトヨタケ科 ヒトヨタケ属(食)Coprinus comatus(Fr.)S.F.Gray
 ヒトヨタケと似ているが、違う点はまず色が白色なこと、形は円柱形で柄に半ば以上にかぶさっている。又、傘に褐色のササクレの鱗片でおおわれる等の点で、ヒトヨタケよりもやや大型であるようだ。傘の径は5〜10cm柄の長さ25cm程の物もある。白色のツバもあるが取れやすい。取りあつかい等はヒトヨタケと同様であるが、ササクレヒトヨタケの方は酒との相性もいいようである。見方によってはヒトヨタケに輪をかけて不気味にも思えるが、何度か食べるとその旨さのせいもあり全てがいとおしくさえなってくる。姿、形もさることながら、この種のキノコは何処にでも発生するが、特に汚いと思われる場所は好んで出る様である。それが毒キノコ扱いをされるような原因になっているのかも知れない。私の在住する所沢市は東京のベッドダウンでもあり、およそキノコに縁遠いように思われるが、それでも100種類程はいつも見つけられる。近所の公園に大きな柳の木があちこちにあるのだが、その中の決まった三本の根本に何回も発生する為、雨が降った後などは必ず見に行く事にしている。柳の木との関係は不明だが、他の発生場所もほぼ決まった所に何回も発生しているようである。一度見つけた場所を覚えておくと良いであろう。名前の通り短命なキノコだが、幼菌から成長するまで10日もかかる場合もある。気温の低い頃に発生したものはそんな事が多い。逆に夏場等はあまり見かけないようで、気温の状態で成長のテンポはかなり違う。デミグラスソース煮込みやカレー等によくあうので是非お試し頂きたい。
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)