わ行
■ヌメリスギタケモドキ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
モエギタケ科スギタケ属 Pholiota aurivella (Batsch : Fr.) Kummer
 わかりやすくてわかりにくいキノコである。俗名イボナメコといわれてるように、トゲ状のイボイボで武装した姿を一目みればスギタケの仲間であることは誰でもわかるだろう。しかしなにスギタケかが混同しやすい。モエギタケ科の中で日本には15種のスギタケ属を形成する。トゲ状のイボイボで武装したスギタケグループは7種、ナメコを代表とするのっぺりタイプが6種、他2種。中でもヌメリスギタケモドキは群をぬく名菌と言えよう。それなのになんという知名度のなさか‥無名と言われても仕方ないマイナーなキノコなのだ。それというのもトゲ状のイボイボ武装が仇になってるかんじ?私としてはおおいに世の中に売り出してあげたい実力者である。春〜秋広葉樹の立ち枯れ、切り株、倒木、生木の枯れ枝等に群生、束性。傘の径5〜10センチはじめ半球形から丸山形、扁平にひらく。表面は黄色褐色で褐色のササクレ、イボイボでおおわれ強い粘性がある。【ツチスギタケやスギタケとの区別ポイント】肉は黄色白色、ヒダは密で黄色から褐色を帯びるようになり、柄に直性。柄は高さ5〜12センチ、太さ径5〜15ミリ黄色褐色でササクレがあり、膜質のツバがある。柄に生ずるササクレに粘性がないのがヌメリスギタケモドキの同定の決め手。いずれにせよ味良く万能!脂肪質、淡白いずれも適応。付け焼き、けんちん汁、豆腐汁、おろしあえ、みそ汁、ナメコをこえるキノコになると思うのだがまだ人工栽培されてる話はない。
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)