わ行
■ニガクリタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
モエギタケ科クリタケ属Hypholoma fasciculare(Hudson:Fr.)Kummer
 毒キノコ番付は大関クラスの強毒で、死亡例もある怖いキノコ。そして雑草並みに群生しなおかつほぼフルシーズン発生する。これが食タケならとおもわずにいられない、とあきらめきれず毒ぬきにチャレンジした人達はけっこういるようだ。その方法はまず茹でこぼし、次に水に長時間さらすのだが‥私も何度か試みてみたがうまくいかなかった。名前の通り強い苦味が特長なのだがどうしてもその苦味が抜けないのである。山村などで谷川の水にさらす話を聞いた事があるが、もしかしたら谷川の水に苦味を中和させる何らかの成分があるのかもしれない。ニガクリタケはモエギタケ科クリタケ属の仲間で、クリタケにかなり似た色のものもあるが、なによりハッキリした違いは強い苦味である。みかけたらまずひとかけら噛んで見よう。味を確かめ、すぐ吐き出せば問題ない。ともに切り株や倒木、埋もれ木上に発生するが、ニガクリタケは松や杉等の針葉樹の切り株にも発生する。傘の径1〜7センチ丸山形から中高扁平に開く。硫黄色黄色が本来の色だが、ときにクリタケのように橙褐色のものがある。迷ったならばとにかく味見して苦味の有無を確かめよう。ヒダは密で黄色、のちに褐色に変わり、柄に湾生する。柄は高さ3〜12センチ傘と同色、ツバの痕跡がある。中毒すると消化器系に作用してむかつき、吐きけ、下痢、腹痛、けいれん、意識不明におちいる。十分に警戒しましょう