わ行
■テングタケ(写真をクリックすると写真が拡大されます)Photo by Hanagasa
(天狗茸、Amanita pantherina (DC.ハ: Fr.) Krombh.)ハラタケ目テングタケ科テングタケ属

 毒キノコの代表というより、キノコの代表というべきだろう!世界中の絵本、アニメ等に描かれるキノコはたいがいベニテングタケとこのキノコであろう。その理由はその外観にある。きれいな茶色に白いイボイボを乗せた風貌はひときわ目立つ。テングタケに似たキノコはテングタケダマシ、ドウシンタケ、テングツルタケ、ガンタケ等、けっこうあるがテングタケは色彩がひときわ際立ち、また大型である。かわいい幼菌時から傘が開く前までの変化には愛嬌たっぷり!テングタケに出逢えたら初めての方はきっと不思議な感動をおぼえるだろう。毒キノコながら致命的ではなく中級クラス、毒とともに大変な旨味を合わせ持つ。フグに通じるイメージかも‥私の故郷山形ではツルタケの愛称で毒ぬきして食用にしたらしい。その方法は‥茹でこぼし、水にさらし、塩漬けし、3ヶ月して用いる。非常に珍味であるがこの処理は難しい。私も猟師に一度ご馳走になったのみ、自らは試みてない。夏から秋、広葉樹、雑木林に発生。傘の径6〜25センチ、初め球形、のち丸山形から扁平に開く。色は茶色、茶褐色、灰褐色で傘上に白いイボイボを乗せる。茎の高さは8〜30センチ、太さ1〜3センチ、白色で白い膜質のツバがあり、根元は膨らみ環状がある。毒成分はムスカリン、ムッシモール、中毒すると悪寒、下痢、吐き気等消化器の症状また、副交感神経に作用して心臓障害も起こす。
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)